基本情報
名前: レイヴン (渡鴉/Raven)
所属: 荒野レンジャー
職業: 猟影
属性: 水
誕生日: 4/12
身長: 163cm
CV: チェン・ヤン / 中原麻衣
個人プロフィール
トレジャーハント組織「荒野レンジャー」のメンバー。組織内でのコードネームは「断罪騎士」。
――探検家ファイルより
キャラクターステータス
攻撃力 | 121 | 最大強化時攻撃力 | 2104 |
防御力 | 27 | 最大強化時防御力 | 493 |
HP | 1540 | 最大強化時HP | 13010 |
会心率 | 5% | 会心ダメージ | 30% |
ガード率 | 5% | ガード強度 | 30% |
回避率 | 0% | 移動速度 | 100 |
攻撃速度 | 1900 | 攻撃距離 | 500 |
重量 | 100 |
キャラクタースキル
リーダースキル
総攻撃フェーズ時、味方全体の総攻撃スキルのダメージが25%アップする。
リーダースキル説明:チーム編成時、任意のメンバーのリーダースキルを1つ選択し、戦闘中の総攻撃フェーズで発動させることができる。
キャラクター覚醒
覚醒素材:レイヴンの証
メンバーが「覚醒」する際に、不可欠なアイテム。
狂風の意志
攻撃力+40。
戦闘開始時、味方全体の基礎攻撃力が5%アップする、50秒間継続。
潜在能力解放
戦技レベル+1
総攻撃スキルレベル+1
啓示
戦闘中、HPが50%以上の敵を攻撃する時、与ダメージが30%アップする。
征服の光
攻撃力+50。
攻撃力が5%アップする。
本源共鳴
戦技レベル+1
総攻撃スキルレベル+1
推奨徽章(エンブレム)
璀璨の輝き
- 2セット効果: 攻撃力+15%。
- 3セット効果: 総攻撃スキルのダメージ+30%。
推奨メインステータス: 攻撃力、防御力、HP、会心率、会心ダメージ
推奨サブステータス: 攻撃力、会心率、会心ダメージ、攻撃速度
キャラクターストーリー
個人情報
トレジャーハント組織「荒野レンジャー」のメンバー。組織内でのコードネームは「断罪騎士」。
普段はいつも気だるげな様子だが、宝物の話になると途端に元気になる。
宝物以外の話題になると、まるで世界の真理を見通した賢者のように、哲学的な言葉を口にすることが多い。
そのため、彼女を金に目がくらんだ俗物的な探検家と見る者もいれば、深淵で修行を積む賢者と見なす者もいる。
本人はそういった評価を全く気にせず、依然としてマイペースに、宝物の情報を追い求めて深淵で活動している。
風聞
断罪騎士は時々、探検の感想とか、人生の悟りについて話してくれるんです。まだ理解できないことも多いけど、あんな言葉を言えるなんて、すごくカッコいいと思います!
それに彼女の称号もすごいですよね、「断罪騎士」なんて。名前を聞くだけで憧れちゃいます。
私も試験に合格したら、騎士長からあんなにすごい称号をもらえたらいいな。
――「荒野レンジャー」雲雀
あの子は小さい頃、色々なことに興味津々でな。いつも疲れ知らずで武術を教えてくれとせがみ、昔の探検の話をねだって聞きたがったものだ。
大きくなったら自分も探検家になって、深淵の秘密を探り、もっと広い世界を見たいとまで言っていた……。
だが、ある日突然、あの子はすべてに興味をなくしてしまった。
私がプレッシャーを与えすぎたのかとずっと考えているんだが、生まれてからずっと、できる限りの愛情を注いできたつもりで、プレッシャーなど与えた覚えは全くないんだがな。
――レイヴンの父
世界の真理とは何か?それは生存であり、存続である。
では、生存と存続に必要なものは?無論、金銭だ。だからこそ、レイヴン様はすべてを見通しているにもかかわらず、宝物にだけは執着なさる。誰よりも世界の真理を理解しているからに他ならない。
彼女が宝物を求めるのは生存と存続のため。そしてその目的は、彼女の絶対的な知恵で、より多くの迷える人々を啓発することにあるのだ。
もちろん、私の言うことを疑っても構わん。だが、一度レイヴン様と直接言葉を交わし、その啓示を受ければ、君も私のような忠実な信徒となるだろう。
――とあるレイヴンのファン記録
「荒野レンジャー」の他のメンバーと同じく、レイヴンは宝物への渇望を隠そうとしない。
しかし、彼女を深く知るにつれ、彼女が本当に求めているのは宝物なのか、それとも絶対的な経済的自由なのか、疑問に思えてくる。
この疑問の答えを本人から得ることは難しいだろう。たとえ尋ねたとしても、「何か違いがあるの?凡人はいつも些細なことにこだわりたがるのね」といった返事が返ってくるだけだ。
しかし、探検任務における彼女の動きは、普段の姿とは全くの正反対――それは完璧で、効率的な戦闘芸術とでも言うべきものだ。
彼女のその姿を見た多くのメンバーは、普段の気だるげな様子は、実力を隠して目立たないようにするための演技ではないかと疑っている。
もちろん、その推測を証明することも難しい。現在唯一確かなのは、レイヴンがこの探検隊に溶け込んでいるということだけだ。
彼女はどんな仲間と組んでも常に優れたパフォーマンスを発揮し、どんな性格のメンバーとでも、何かしら言葉を交わすことができる。
逸話
少女は懸命に武術の稽古に励んでいたが、ふと、そばにいた猫に目を落とした。
猫は藁の上で体を伸ばし、そよ風と暖かい日差しを浴びている。
気持ちよさそう。少女の脳裏にふとそんな考えがよぎったが、すぐに頭を振って思考を振り払った。
今は気を散らしている場合じゃない。将来の快適な生活のためには、今この一瞬一瞬を大切にしなければ。
そう思うと、少女は再び気を引き締めた。
将来の快適な生活のため?でも、今の生活も十分に快適と言えるのでは?
今のすべてはお父様が与えてくれたものだけど、お父様がいる限り、私はずっとこんな生活を送れるのでは?
だとしたら、今の努力は何のため?
将来、両親がいなくなっても、今の生活を維持するため?
でも今の実力なら、探検家になるには十分なはず。
これからは深淵でいくつか宝物を見つけてお金に換えれば、将来の心配はなくなる。
うん、そうしよう。今日の稽古はここまで。
どうせ今日の努力は明日の快適さのためなのだから、現状が変わらないと確信できるなら、
今日快適に過ごして、明日努力したって同じこと。
今を大切にするというのは、今この生活を楽しめる時を大切にするということでもある。
よく言うじゃないか、若いうちにお金を稼ぐのは老後のためだと。でも年老いてからでは、お金があっても人生は楽しめない。
それに、「明日と未来、どちらが先に訪れるかわからない」とも言うし。先のことは後で考えればいい。
今この瞬間は、一番やりたいことをすればいいのだ。
少女は手を止め、大きく息をついた。どうやら決心がついたようだ。
「ハーパー、お土産を持ってきたぞ――おや、どこに行った?」
「さっきまでここで武術の稽古をしていたのに」
「わかったぞ、きっと誰かと手合わせに行ったんだ!最近あれだけ上達したんだ、腕試しがしたいんだろう!探してくるよ」
中年の夫婦はそれぞれまた忙しく動き出した。二人は、すぐ近くの藁の上で、少女が猫を抱きしめて気持ちよさそうに眠っていることに気づかなかった。